【家事をもっとラクに】生産現場で用いられるフレームワーク『ECRS(イクルス)』を活用してみる

2021年12月12日

みなさま、こんにちは。
製造業でサラリーマンをしながら、ファイナンシャルプランナーの勉強をしている磯野のりおです。

今回は、生産現場やバックオフィスの業務改善によく使われるフレームワーク『ECRS(イクルス)』を家事にも活用しようという内容です。


当ブログでは、暮らしを豊かにする情報をテーマにお伝えしています。
豊かな暮らしには、経済的な余裕と、時間的な余裕どちらも必要だと考えております。
家事を改善することで、余暇時間の確保に少しでもお役に立てたら幸いです。
それではよろしくお願いします。

もくじ

・ECRS(イクルス)とは、万能なフレームワーク
・E:なくせないか?
・C:いっしょにできないか?
・R:順番を変えられないか?
・S:簡単にできないか?
・まとめ

ECRS(イクルス)とは、万能なフレームワーク

まず、ECRS(イクルス)をご紹介します。
Eは、 Eliminate(なくせないか?)、CはCombine(いっしょにできないか?)、RはRearrange(順番を変えられないか?)、Sは Simplify(簡単にできないか?)をそれぞれ指しています。

上から優先度の高い項目です。
E→C→R→Sの順で業務改善を検討していきます。
生産現場やバックオフィスに限らず、業務のあるところなら万能に活用できるフレームワークです。
私自身は、業務やプライベートで自然とこのフレームワークに則って考えるようになりました。

E:なくせないか?

その工程をなくせないかと検討します。

業務での例は、
・不良品の発生率を小さくして、クレームの発生件数を減らす。
・無駄な報告会議をなくす。

などです。

家事に置き換えると、
・ドラム式洗濯乾燥機を購入して、洗濯後の干す~取り込むまでの工程をなくす。
・ネットスーパーを活用して、スーパーに行って帰る工程をなくす。

が考えられます。

共働き時代の三種の神器と呼ばれるドラム式洗濯機

C:いっしょにできないか?

別々にやっている似た工程をいっしょに、まとめてできないか?を検討します。

業務での例は、
・部署ごとにしていた発注作業をまとめる。
・それぞれ別に行っていたA製品、B製品の塗装工程をいっしょに行う。

などです。

家事に置き換えると、
・夕食の準備をしながら、翌日の朝食の準備もまとめて行う。
・毎日行っていた洗濯を2日分まとめて行う。
が考えられます。

R:順番を変えられないか?

工程の順番を変えることで、全体が効率化できないか検討します。

業務での例は、
・効率的に取引先を訪問できるように、営業ルートを見直す。
・品質チェックを従来より先に行い、修正作業を減らす。

などです。

家事に置き換えると、
・毎朝時間がない中で洗濯をしていたが、余裕のある夜に洗濯をして浴室乾燥機を使うことにする。
が考えられます。

S:簡単にできないか?

工程を簡単にすることで、時間短縮やミスをなくす、誰でも作業できるようにならないか検討します。

業務での例は、
・テンプレートを標準化し、書類作成をスムーズにした。
・作業マニュアルとチェックリストを用意して
誰でも同じ作業ができるようにした。
などです。

家事に置き換えると、
・麻婆豆腐の素など簡便調味料を使用し、料理に自身のない夫も夕食の準備ができるようにした。
が考えられます。

まとめ

いかがでしたか。
改善の万能フレームワークECRSでした。

Eliminate(なくせないか?)→Combine(いっしょにできないか?)→Rearrange(順番を変えられないか?)→ Simplify(簡単にできないか?)

なぜ、上記の優先順位かというと効果の大きい順だからです。
完璧を目指さず、できるものから取り組みましょう。
1日でも早く改善することで、長い目でみてあなたの人生に大きな効果をもたらします。
それは、仕事でも家事でも同じことです。
ぜひ、お試しください。

最後までお読みいただきありがとうございました。