電気代とガス代の契約見直し3つの手順。しかし、勧誘してくる業者にはご注意を。

みなさま、こんにちは。
ファイナンシャルプランナーの磯野のりおです。

総務省統計局の家計調査2017年度によると、二人以上の世帯では月平均283,027円支出しています。そのうち、水道光熱費は21,535円と約8%を占めています。

普段通りに生活しているだけで、毎月発生する水道光熱費。
そんな水道光熱費の中でも、2016年4月~電力小売全面自由化、2017年4月~ガスの小売自由化がスタートし、消費者が契約先を自由に選べるようになっています。
それに伴い小売り事業者として数多くの事業者が参入し、以前は寡占状況であった市場に競争がもたらされています。
今より安い事業者と契約して、省エネ家電に買い替えたり、こまめに電気を消したりしなくても、光熱費を節約しましょう。

もくじ

・検針票をお手元に。まずは今の契約プランと利用料金を確認
・今より安くなる業者を探しましょう
・手っ取り早いのは、既存の電力会社かガス会社にまとめる
・まとめ 

検針票をお手元に。まずは今の契約プランと利用料金を確認

まず今の電気代・ガス代の検針票をお手元にお準備いただき、今の契約プランと使用量を確認しましょう。
契約プランは、例えば、東京電力エナジーパートナーと契約中であれば「従量電灯B」などが該当します。

今より安くなる業者を探しましょう

次に当たり前ですが、今より安くなる業者を探しましょう。
経済産業省に登録されている電力小売事業者は700社超、ガス小売事業者は1300社超あります(2021年5月現在)。
このすべての事業者を調べて最安のプランを探すのは、現実的ではありません。
したがって、現状より約2~3%割安になるプランを目安に探しましょう。

プランを探すには、エネチェンジというサイトが便利です。
お住まいの地域や、今の契約情報などを入力するだけで、おすすめの事業者のプランがどのくらい節約できるかシミュレーションしてくれます。


エネチェンジ

キャンペーンのキャッシュバックや特典込みの節約額が表示されるケースがありますので、間違わないよう十分注意しましょう。
また、解約時の違約金の有無も確認しましょう。

手間を減らしたい方は、今契約中の大手の電力会社かガス会社にまとめる

光熱費を安くしたいけど、各社比較検討している時間はない!
という方は、今契約中の大手電力会社かガス会社に、電気とガスの両方をまとめてしまいましょう。

あなたの家庭では、月々電気代とガス代のどちらを多くお支払いでしょうか。

もし、電気代が多いのであれば、既存の大手ガス会社の電力プランを調べてみましょう。
逆に、ガス代が多いのであれば、既存の大手電力会社のガスプランを調べてみましょう。


例えば、東京電力エナジーパートナーと東京瓦斯と契約していた場合、電気とガスをどちらも1社に1本化することで下がるコストをシミュレーションしましょう。

各社のサイト上にわかりやすいシミュレーションが掲載されています。

完璧は求めず、契約を切り替えて、月々の光熱費を節約しましょう。
その上で、他社からさらに有利なプランが発表されたら、契約を見直せばいいのですから。

まとめ 

いかがでしょうか。

①電力とガスの検針票を準備する。
②今より安い事業者をエネチェンジで探す。
③手間を減らしたい方は、今契約中の大手の電力会社かガス会社にまとめる。

最後に、勧誘してくる業者にはご注意を。
先ほどもありましたが、経済産業省に登録されている電力小売事業者は700社超、ガス小売事業者は1300社超あります(2021年5月現在)。
上記の登録業者なのかは定かではありませんが、電話や訪問で、悪質な勧誘を行う業者もあるようです。
国民生活センターには、電力・ガスの勧誘に関する相談が数多く持ち込まれています。
また、悪質な業者には行政処分が下されています。

独立行政法人 国民生活センター

さらに、登録業者の中には事業から撤退する事業者もまれにありますので、キャッシュバック等の特典に惑わされずに、業歴が長いなど信頼できる事業者を選ぶと安心できるかと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、またよろしくお願いします。